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避妊の他にも生理周期を安定させる効果がある低用量ピルについてご紹介!

低用量ピルとは?

低用量ピル

女性が性生活を営む中でいちばん気をつけなければならないことは、「望まない妊娠」であるといっても過言ではないでしょう。

そもそもSEXとは「生殖行為」であり、条件が整ったうえでそれが行われたとき、妊娠という結果がもたらされることはごく自然なことです。

しかしSEXは生殖行為であると同時にコミュニケーションのひとつであり、快楽をもたらすものでもあります。SEXをしながら、必ずしも妊娠を望んでいない、という方は多いはずです。

ここで紹介する低用量ピルは、生殖行為のつもりではないSEXによって妊娠してしまうこと、つまり望まないタイミングで妊娠してしまうことを防ぐことができる薬です。

用法用量を守って正しく飲めば、ほぼ確実に望まない妊娠を防ぐことができます。

「望まない妊娠を防ぐ=避妊」の方法としては、低用量ピルを使う方法のほかにもいくつかあります。

コンドームが最も手っ取り早いが

手っ取り早く確実性も高い方法としては、男性がコンドームを使うということが挙げられます。

しかしコンドームは使い方を間違えると避妊効果を発揮しませんし、男性の中にはコンドームをつけることを嫌う人もいます。女性の中にも、そのような人は少なくないようです。

「1ミリ未満の薄さといっても、どうしても隔たりを感じてしまう」と感じてしまう方もいるのではないでしょうか。

そのようなわけで、現在最も確実性が高い、120%絶対に妊娠したくない!という場合に利用すべきなのは、低用量ピルであるといえるのです。

低用量ピルの使い方

低用量ピルは、女性ホルモンを主成分とする「ホルモン剤」のひとつです。

「エストロゲン」などの女性ホルモンが含まれている薬で、これを体内に取り入れると脳が「妊娠している」と勘違いします。女性は妊娠するとき、より女性的な、母性的な心と体をつくるためにたくさんの女性ホルモンを体内で分泌しますが、低用量ピルを飲むことでそのときと同じ状態ができあがるわけです。

低用量ピルによって「妊娠している」と認識した脳は、卵巣から卵子が出る「排卵」や、卵子が子宮内にくっついて精子を待ち受ける「着床」をストップさせます。

こうして、たとえSEXをして精子が女性の体内に入ってきたとしても、実際の妊娠は起こらないということになるのです。

毎日飲み続ける必要がある

ただし、1錠飲めばずーっと脳が勘違いし続けてくれる、というわけではありません。

低用量ピルによって取り込むエストロゲンはやがて消えてしまい、脳の認識も「妊娠していない」になります。

そのようなわけで、低用量ピルは妊娠したくない期間、毎日飲み続ける必要があります。

飲むのをストップしてしまうと避妊の効果もストップしてしまうので、気をつけましょう。

基本的な用法用量としては、「1日1錠」を21日間にわたって続け、次の7日間は服用を休み、また21日間の服用をスタートさせ……というふうになっています。

用法用量を間違えてしまうと、うまく効かずに避妊できない場合もあります。

飲み忘れがないように、日数を間違えないように注意しましょう。

「偽薬入り」で正しく服用

低用量ピルには、「1シート21錠」というタイプと「1シート28錠」というタイプ、2つのものがあります。

「シート」というのは、錠剤が並んでいるアルミの包装シートのことです。

つまり、ひとつのシートに21錠が包装されているものと、28錠包装されているものとがあるわけです。

このうち、「そそっかしいところがあるので、『飲み忘れ』が心配です」という方には「1シート28錠」の低用量ピルをオススメします。

こちらの低用量ピルは、21錠が通常のピルで、残りの7錠は「偽薬」になっています。

カルシウムやデンプンといった成分が入っている錠剤で、避妊の効果はなく、体内に取り入れても何の影響も及ぼさないというものです。「偽薬」だけ色が違うので、わかりやすいと思います。

通常のピルを21日間毎日飲み続け、それが終わったら次の7日間は色違いの偽薬を飲み、それも終わったら次のシートを取り出してまた通常のピルを21日間……というふうに飲んでいくと、ひとまず「毎日薬を飲む」という習慣はつけられるので、飲み忘れも防ぐことができるでしょう。

避妊以外の効果

低用量ピルは避妊薬ですが、女性ホルモンを取り入れるということから、そのほかの効果も期待することができます。

たとえば、低用量ピルに含まれるエストロゲンなどの女性ホルモンには、生理のときに子宮を収縮させて痛みを引き起こす物質の生成を防ぐ働きがあります。そのため、生理が来るごとにきつい痛みに悩まされていたという女性は、その痛みを軽減させることができます。

このように、特に生理にまつわるさまざまな悩みを解消する効果があることが判明しています。

痛みの軽減のほかにも、出血量を抑えたり、生理前にイライラの原因になる不快感が出てくるのを防いだりする効果があるとされています。

望まない妊娠を防ぐのではなく、このような生理にまつわる苦しみを軽減するために低用量ピルを飲む、という方もいらっしゃるようです。